エッセイ preface あらゆるものは通り過ぎる。自分自身という深い井戸の底であらゆるものをやり過ごした。何を捉え、何を放っておけばよいのかなんてわからなかった。今だってわかりやしない。 1997.08.01 エッセイ
エッセイ tomorrow land 必然性についてはともかく、その街に生まれ落ちたときから、その街の水を飲んで、風に吹かれて大人になり、やがて誰かと結ばれて今度は自分がその街の中へかわいい赤ちゃんを解き放つ。街は人を守り、人は街の城壁をさらに厚く塗り固めてやがて土に還りゆく。 1997.08.10 エッセイ
エッセイ 給水塔 給水塔もしもあなたがマンションに住んでいるのなら、あなた頭の上にも給水塔はあるのかもしれません。あなたが紅茶のお湯を沸かす時、シャワーを浴びる時、そしてトイレのレバーを上げる時でさえ、なにひとつ文句も言わずに給水塔はただ、水を送ります。朝、... 1997.08.24 エッセイ