エッセイ 春に香る薔薇の音 春に香る薔薇の音ソファに深く身を沈める。5月も近い普通の日曜日だった。お昼まではまだ時計の長い針が一周少々。そういう時間の中にいた。そして、FMラジオのDJは静かに、香るようにスピーカーからあの曲を部屋いっぱいに広げた。頭の前の方が微かに疼... 1998.04.27 エッセイ