君が信じることのできるもの
生まれてから今日まで、一体なにを信じて生きてきたのだろう。そこに何らかの一貫性はあったのだろうか。そう考えると不思議な気持ちになった。自分が信じることのできる確固たるものなくして生きることに、果たしてどれほどの意味合いがあるというのだろう。空を見ていて、時々そういう焦燥感にかられることがある。
もちろん、今までにも僕が本当に信じることができたものはあった。でも、いつの日か裏切られ、そしておそらくその数と同じくらいのなにかを裏切って、そういう風にして時間は今へとつながってきた。
久しぶりに夕刻の海岸を歩いた。夕日は傾き、波の音、潮風の感触、空高く鳶が旋回し、僕は立ち止まり、はるか遠く、空と海の出会うところをずっと見つめていた。
hanalei malte 著「life, love, and the internet」