部屋でガットを張る日常

部屋でガットを張る日常

唯一の趣味、テニス。部屋でガットを張る日常はただこんな風景。

ガットの常備

ガットは気に入ったものを12mカット品(ロールガットを12mで切り売りしている商品)でネット購入しています。好みのガットが見つかり落ち着いたら1~2張り分を常備。今は「YONEX Poly Tour Pro 1.25mm」を使っています。

ストリングマシン(ガット張り機)

ストリングマシンはKlipper USA社のKlippermate Stringing Machineを使用しています。普段は机の足元、奥の方にしまい込んであるストリングマシン(というより昭和の卓上ミシンみたいなガット張り機)を引っ張り出して机の上に置きます。日本では大阪の兵丹島社が正規代理店になっていて「兵丹島Yahoo!ショップ」から購入できます。ここの兵丹(ひょうたん)さんは町工場のおじさんのような親しみがあり、何度か電話で問い合わせをさせて頂いたことがあります。

Klippermate Stringing Machineですが、このガット張り機は分銅式です。机上サイズの電動式ストリングマシンもいくつかのメーカーから販売されていますが、高価だったり、品質が充分でない安価なものに手を出してしまう可能性もあります。以前、安価な机上サイズ電動ストリングマシンを購入したことがあるのですが、運悪く使い勝手など満足できる品質ではありませんでした。その点、分銅式は古典的ではありますが(そして、もちろん高価な据置型の電動ストリングマシンよりも性能は劣りますが)、重さも大きさも部屋に置ける許容範囲で張り上がりの品質にも納得しています。電動/自動ではないので工具的なイメージが強く、愛着が生まれることで(たとえ)品質に100%満足できなくても、「俺とお前が力を合わせた結果がこの張り上がりだからな」って共に励まし合って前の向くことができます。とは言え、近い将来、安価で品質の良い机上サイズの電動式ストリングマシンが出てくれば、そんな励まし合いなど忘れてとっとと乗り換えてしまうのが世知辛いこの世の常なのでしょう。

僕が2021年に購入したときは34,400円でしたが、今(2022年12月)確認すると44,800円に値上がりしています。Klipper USA社のサイトでは289ドル(40,460円[1ドル/140円換算])ですので、兵丹さんがガッポリ懐に入れているわけでもなさそうです、円安の影響なのかもしれません。

ガットを張る

ガットの張り方は人それぞれだと思います。少し前まではゴーセン張りと呼ばれる一本張りをしていましたが、今は普通の一本張りに戻しています。

ゴーセン張りは、メイン(縦)を張り終わった後に、クロス(横)をトップ(上)ダウン(下)のどちらかからではなく、中ほどから上下に張っていくのが特徴です。詳細についてはゴーセン張り説明サイトを覗いてみて下さい。

ガット張りでは、ガットの端を結ぶ作業が生じます。ガットの結び方(ノット)にもいろいろあり、僕はパーネルノットという結び方をしています。ガットって毎日、毎週張るものではないから次に張るときにはすっかり忘れていて、始めの頃は結び終わったあとで、あれっ、これ自作適当ノットだなってこともあったりなかったり。YouTubeでノットの動画を参考にするとわかりやすいです。

コストなど

ガット張り替えの頻度にもよりますが、ショップやスクールで頼んだ場合、ガットと貼り工賃を合わせて3,000~5,000円以上かかります。これはなかなかな出費になります。一年に数回も張り替えたくないなという気持ちはすごくわかる。もし、あなたが切れやすいガットを好んだり、様々なガットを試したいと思うなら、適価なガット張り機とロールや12mカット品のガットを使用することは費用を抑えるひとつの選択肢になると思います。あなたがガット張り機を友人とシェアできる環境にあるならコストメリットを出すのは容易(たやす)そうです。

自分でガット張り機を持つと、何かといろいろなガットを試したくなります。日本は季節により寒暖差が大きいので季節に応じてガットを張る条件を変えて行くという楽しみもあります(こんなところでも四季の移ろいを感じるなんて)。又、テニスの調子がどうしようもなく悪いとガットのせいにして、爪切りで最初の一本を切ってしまったその瞬間、「プツンッ」、もう後戻りはできないその音で自分の不調を瞬時にリセットしてしまう、そんな悪い小技も覚えてしまったり。

メモ

一本張りメモ:

  • ガット12mのうち、ラケット5.5本分をショートサイド用、残りをロングサイド用とする。
  • メイン16本(中央がスロート側)のラケットでは、中央からメイン(縦)8本をショートサイドで張ります。残りをロングサイドで張ります。

ゴーセン張りメモ:

  • ガット12mのうち、4.5m(ラケット6.5本文)をショートサイド用、残りをロングサイド用とする。
  • メイン(縦)16本(中央がスロート側)のラケットでは、ラケットトップ側中央のひとつ隣のホールが起点となり、メイン9本分をショートサイドで張る。
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