リスク資産綱渡りクラブ月報:2024年1月

リスク資産綱渡りクラブ月報:2024年1月

2024年1月1日に「リスク資産綱渡りクラブ」をスタートして、これが最初の月報になります。未来はわかりませんが、少しでも長く市場に居残ることを目指します。

各指標の月間変動率

記念すべき船出、初月の値動きは順風満帆、ご祝儀相場の様相を呈していたと言っていいと思います。月間上昇率はオルカンが4%増、VGLT(JPY)が3%増、と上々の滑り出しです。

オルカンには年間4%(欲を言えば税金も引かれるから5%)の上昇を期待しますし、VGLTは下落さえしなければ上出来です。なのに1月末時点でもう年間上昇分を達成しているのですから、この先の下落が逆に心配なくらいに順調です。月末にかけてウハウハしていたら、1/31~2/1にオルカンが2%強の下落に見舞われました。頭では「数パーセントの下落なんて普通にあることだよ」とわかっていても、現実には怖くなってビビってしまっている自分がいました。

今月の各指標変動率を見て感じたことが2つあります。

  • VGLT(USD)と為替円ドル(USD/JPY)は逆相関する。
  • オルカン(eMAXIS Slim AC)下落時にVGLT(JPN)は逆相関する。

VGLT(USD)の激しい値動き(最高4%強下落)は円ドルの逆相関のおかげでVGLT(JPY)では最高1%弱の下落で抑えられています。オルカンが2%強下落したとき、VGLT(JPY)が1%強上昇したことで随分と心理的ダメージが軽くなりました。

これらの逆相関はバックテストでわかっていたことですが、初月の市場でリアルに体験できたことはちょっとした感動でした。この2つの逆相関は自分がポートフォリオの構成を決めたときの最も大きな要素だったからです。

資産の月間推移

クラブ月報では、2024年1月1日に100万円(オルカン70万円、VGLT30万円)の投資資産でスタートすることとします。皆さんはご自身の投資資産規模に応じて資産推移をイメージしてみて下さい。1月の資産月間推移は下図の通りです。

今月のひとこと

「リスク資産綱渡りクラブ」活動を強く上向きにスタートすることができて、まずはホッとしています。市場に足を踏み入れたら、いつか最初の暴落を体験することになります。それは明日かもしれないし、明後日かもしれません。そのときに市場から振り落とされないように、少しでも資産を増やしておきたいという焦りもあります。もちろん、焦ったところで市場の未来を変えることはできないのですが。結局のところ、金融の知識にも増して、日常をきちんと生きることが市場に踏みとどまるための基本なのだと思えてきます。リアルな日常が(ささやかでもいいから)健全でないと、たとえ暴落が来なくても長く市場に居残ることは困難になると思っています。なんか、部屋の整頓もできないのにミニマリスト志向を熱く語るような、恥ずかしい「今月のひとこと」になってしまいました。

それでは皆さん、来月へ向かいましょう。

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